2026年06月25日配信
D2C睡眠ブランド「NELL」を展開する株式会社Morght(モート)のシニアマネージャー、大湖 史朗 氏が登壇。同社の社名にも込められた「朝(Morning)起きてから 夜(Night)寝るまでの人々の生活を豊かにする」という想いのもと、マットレスなどの寝具に留まらない、生活習慣(ライフルーティン)全般への事業拡大において、「KIBIT Amanogawa」をいかに活用しているか。リソースの限られたスタートアップにおける「AIによる省力化と発想の拡張」のリアルを語りました。
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株式会社Morght R&D シニアマネージャー 大湖 史朗 |

日本人の睡眠不足による経済損失は約15兆円にものぼり、GDPの約2.2%を占めると言われています。大湖氏は、現代社会の大きな課題である「睡眠負債」に対し、単に寝る時間を確保するだけでなく、日中の活動を含めた「2プロセスモデル(睡眠欲求と体内時計のバランス)」の重要性を指摘します。
同社では、この知見に基づき、日常の生活習慣そのものを再設計する「ライフルーティン」という概念を導入。科学的根拠(エビデンス)に基づいた納得感のある商品開発を進めるため、2025年4月より研究組織を立ち上げ、その強力な推進力としてAIの活用を開始しました。

スタートアップにとって、最大の課題はヒト・モノ・カネのリソースが足りないことです。
生活習慣という広範なテーマにおいて、一人で膨大な文献を読み込み、筋の良い事業アイデアを出すには限界がありました。そこで、AIによる効率化と、自分一人の頭では及ばない『アイデアの発散』を求めて「KIBIT Amanogawa」を導入しました。
大湖氏は、「KIBIT Amanogawa」を用いた具体的な探索プロセスを公開しました。
「睡眠」と「運動介入」を軸に概念検索を行ったところ、単なるサプリメントやデバイスに留まらない、多様な「出口のアイデア」が浮かび上がりました。



「ものを作るだけでなく、その裏側にある心理的な仕組みまでエビデンス付きで把握できたことは、事業立案において非常に大きな収穫でした」

大湖氏は、「KIBIT Amanogawa」のメリットとして、ツール自体の性能に加え、FRONTEOの専門コンサルタントによるサポートを強調しました。
「自分一人でエビデンスベースのアイデアソンを高い精度で実施できるのが最大の強みです。さらに導入初期のクエリ設計のサポートはもちろん、慣れてきた後も、自分では気づかなかった視点(例:朝食の欠食と睡眠の質の関係など)を提案してもらえる専門コンサルタントの存在が非常にありがたいです。」

最後に大湖氏は、研究職だけでなくビジネスサイドの方々へ向けてメッセージを送りました。
「新規事業の初期段階では、大量のアイデアが必要です。『KIBIT Amanogawa』 を使えば、単なる思いつきではない『エビデンス付きの筋の良いアイデア』をスピーディに出せるようになります。研究と事業の乖離を埋めるツールとして、非常に有効な選択肢になるはずです」